首席​常任指揮者　田中　進

こんにちは、長岡京ウインドオーケストラ”キズナ”初代常任指揮者の田中 進です。

私が、常任指揮者を引受させていただいたのは、２０１１年のことです。その当時キズナは、国文祭ＰＲの為のバンド「ウィンドアンサンブル・キズナ」から、恒常的な音楽活動を目指す市民バンド「長岡京ウインドオーケストラ ”キズナ”」として再スタートを切ろうとしていた時でした。丁度その頃、定年を間近にしていた私が、これからのキズナを育て、その成長を見守り続ける初代常任指揮者という立場に就任させていただくこととなりました。
　このバンドが、他の一般バンドと決定的に違う点は、メンバーが長岡京市立中学校・高校の卒業生（在籍歴のある方も可）に限定されていたことです。つまり、文字通り「長岡京市出身者」によるバンドなのです。一つの学校の卒業生によるバンドや高校生以上のメンバー構成の一般バンドは数多く見られます。また、○○市吹奏楽団などの市民バンドも良く知られています。しかし、一つの市内の全ての中学校の出身者によって、偏りなく構成されている市民バンドは、あまり存在しないのではないでしょうか。それほど、キズナは貴重な存在だと言えます。
また、市内全ての中学校で吹奏楽部顧問としての経験のある教師（私）が、常任指揮者に就任しているケースも極めて稀なことだと思います。
　そういう意味から、私にとって、この常任指揮者という大役は、お世話になっている長岡京市へのご恩返しであるとともに、自分自身の大切なライフワークとして、体力の続く限り精一杯の努力をし、末永く市民の皆様に愛されるバンドに育てあげていきたいと思っています。

長岡京ウインドオーケストラ“キズナ”首席常任指揮者

田中進